前まではそんなに臭くなかったのに今ではシャンプーしてもすぐ臭くなる…
そんな犬の体臭にお悩みの飼い主さんも多くいると思います。
今回は、飼い主さんを悩ませる犬の体臭の原因と対処法についてご紹介していきます。
この記事の内容
犬の体臭が臭い原因
汗腺から分泌される汗や皮脂
犬の臭いの原因に、汗と皮脂の場合があります。犬にはエクリン腺とアポクリン腺という汗腺があり、エクリン腺は足の裏や鼻の頭といった少ない部位にありアポクリン腺は全身にあります。エクリン腺から出る臭いはカーペットなどつくと悪臭の原因となります。アポクリン腺から出るニオイは臭く、犬の体が臭い場合はアポクリン腺から出ている臭いが原因の可能性があります。
体臭の原因は汗のニオイだけでなく皮脂のニオイも原因になります。アポクリン腺は皮脂腺とつながっており、分泌されるのは皮脂を含んだ汗でこれが酸素に触れることで酸化し雑菌が繁殖…犬の体臭となります。
また、皮脂量は犬種によって違い、シーズーやビーグル、ブルドッグなどが皮脂分泌が多い犬種になります。
たんぱく質や脂質の多い食事
お肉ばかり食べている人間の体臭が強くなる傾向があるのと同じように犬も、たんぱく質や脂質の多い食事ばかり与えていると皮脂分泌量が増え、ニオイが強くなる場合があります。触ってベタつく、いかにもドッグフードというニオイが強いドッグフードはたんぱく質や脂質が多いので餌の見直しが必要です。また、人間の食べてる食事なども脂質、タンパク質が多いのでこれを与えると犬の体臭の原因になります。
腸内環境の悪化による臭い
腸内環境の悪化によっても体臭が強くなる場合があります。下痢だったり、うんちが臭かったりする場合、腸内環境が悪化していて悪玉菌が繁殖し、体臭や口臭がきつくなります。
この場合は、大豆やヨーグルトなどを食べさせることで改善することができます。
体臭かと思ったら違う場合も
犬が臭い原因に、体臭以外にも耳の悪臭があります。この耳の悪臭は耳が垂れている犬種に注意が必要で、耳の中の温度が高くカビや菌が繁殖しやすいことが原因です。
耳の悪臭の他にも目ヤニや涙ヤケ、顔のシワなども犬の体臭の原因になりますので注意が必要です。
犬の体臭・悪臭対策方法
体臭が強いときの対策
犬の体臭が強い場合は、たんぱく質や脂質の多い食事を避け、餌臭いドッグフードの場合は与えるドッグフードを見直すことで改善する見込みがあります。
腸内環境が悪化している場合
下痢や臭いうんちをしている場合は腸内環境を整え、脂質の酸化を防止させるためにヨーグルトや大豆などを与えてみるといいかもしれません。
この際、大量に与えるのではなく少量を様子を見ながら与えてあげてください。
耳からの悪臭の対策
耳は1ヶ月に1回程度の頻度で掃除をしてあげましょう。あまりやりすぎると外耳炎の原因にもなりますので頻繁にやればいいというわけではありません。
耳掃除にはイヤークリーナーやコットン・綿棒を使用すればいいかと思います。
また、耳掃除をしているにも関わらず臭い場合は、すでに耳の病気を患っている可能性がありますので自己判断せず病院で正しい診断と適切な治療を受けてください。
目ヤニや涙ヤケの悪臭対策
目ヤニや涙ヤケは1日に数回、やさしく拭いてあげてください。強くこすってしまうと悪化する恐れがありますので注意が必要です。
顔のシワからの悪臭対策
顔のシワも毎日のケアが重要です。ウェットタオルなどでやさしく拭き水分が残らないようにしっかり乾かしましょう。
まとめ
犬の体臭の原因と対策についていかかがだったでしょうか?体臭の場合、酸化した皮脂や汗、カビが原因であることが多く小まめに適切なケアをしてあげることが重要のようです。
また、体臭ではなく口臭が気になる方は「犬の口が臭い!病気の心配はあるの?口臭の原因と対策方法」をご覧ください。









