犬は、体格に見合った運動量が必要な動物です。犬が運動不足になった場合どのようなことになってしまうのでしょうか?今回は、犬の運動不足が続いた場合どのようなことが起こるのかご紹介していきたいと思います。
この記事の内容
運動不足による心理的リスク
ストレスが溜まる
犬はストレスを感じやすい動物です。運動への欲求が満たされないことでストレスが溜まってしまいます。
自分の体を頻繁に舐めたり尻尾を追いかけたりする行動はストレスを感じている証拠です。このような行動を行っていた場合、思いっきり運動させてストレスを解消してあげる必要があります。
攻撃的な性格になり問題行動が増える
運動不足によりストレスが溜まった結果、犬が物を壊したり、無駄吠えしたり人に飛びついたりという問題行動を起こしてしまう可能性があります。また、性格も攻撃的になり唸ったり噛みついたりなどという行動をおこしてしまう場合があります。このような行動を行ってしまっている場合はしっかりと運動させ、運動欲求を解消してあげましょう。
運動不足による身体的リスク
肥満、その結果関節に負担がかかる
人と同じように犬も、運動不足により肥満になります。肥満になると、足の関節などに負担がかかり小型犬では膝蓋骨脱臼というケガを引き起こす原因に、ダックスフンドなどの足の短い犬種では腰骨への負担により椎間板ヘルニアを引き起こしてしまいます。また、一度肥満になってしまうと運動が困難になり痩せることが難しくなるため肥満にならないように普段から適度に運動をする必要があります。
呼吸器への負担
肥満によるって負担がかかるのは関節だけではありません。脂肪が付き気道が圧迫されることで呼吸器への負荷も高くなります。犬が寝るときにいびきをかくようになったら要注意です。
心臓への負担
脂肪が増えることで、脂肪細胞へ血液を送る必要が出てきます。このため、肥満になる前よりも多くの血液を送ることで心臓への負担が増え、心臓疾患のリスクを高めてしまいます。
糖尿病などの生活習慣病へのリスク
運動不足、肥満により犬も糖尿病になる場合があります。糖尿病は一度発症すると完治することはなく、様々な病気の原因となる恐ろしい病気です。糖尿病を発症しないように日ごろから適度な運動をすることが重要です。
運動不足の解消方法
犬の運動不足解消のために行う運動としては、まず散歩があげられます。散歩は毎日決めれた回数を散歩するだけで犬の運動欲求を満たすことができます。運動量が多い犬の散歩を行う場合は少し走ったりするといいと思います。散歩以外にはボールで遊ぶ、ドッグランへ行くなど様々な運動方法があります。犬の性格に合わせて飼い主も一緒に楽しめる運動方法を探してみましょう。
まとめ
犬の運動不足のリスクについていかがだったでしょうか?犬種などによって一日に必要な運動量が変わります。適度な運動は肥満対策、ストレス解消、犬とのコミュニケーションなど様々なメリットがあります。犬と一緒に飼い主も運動不足を解消してはいかがでしょうか?









